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2003年11月 ソンドウ・ミリウ物語 (1) 土木技術者の妻の話
私はケニアの西部のビクトリア湖畔に建設中のソンドウ/ミリウ水力発電所 建設事業に、事業の推進や施工監理を行っているコンサルタントの現場 事務所の所長(プロジェクト エンジニア)として、1997年7月から現在まで 駐勤しています。

日本では悪い方で話題になった事業ですが、現場から日本への直接の発 信が無いままでは、現場でこの事業に従事している日本人やこの事業を支 援している日本の関係者、地元のケニア人の本当の思いや現場の様子が 伝わらないと考え、このホームページを利用して、この6年半に経験したこ とをいろいろなエピソードを交えて書いてみます。ご意見や質問ありました ら是非直接私までご連絡下さい。

"生きて帰れないかも知れないと思いながら、いつもケニアに旅発つ夫を毎 回見送る”と妻は先日箱崎で話していました。

1997年7月に赴任してからの6年で15回日本とケニアを往復しました。今 ではナイロビ−ドバイ−関空−羽田で1泊2日ですが、以前はナイロビ− ドバイ−成田で2泊3日でした。飛行機に乗っている時間はだいたい20時 間ですが、時差ボケと疲れで日本へ帰る旅に命が3日は縮まるといつも感 じています。

この20年間日本のODAによる水力発電所建設や河川改修工事で海外に 出かけ、4回家族同伴をし、今は単身赴任の日々を送っています。今回の ケニアのソンドウ・ミリウ水力発電所建設工事事業は、エンジニア・開発コ ンサルタントそして日本にとってODAの試練そのものであったと思っていま す。

次回からは現場で体験したことを書きつづっていきます。     続く。