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何かの卵が葉っぱの上にありました。育てようと思い、葉っぱを取っ ているとみんながどんどんいってしまい、迷子になりたくないなかっ たのでその木を取ることあきらめました。葉っぱだけではだめだ、 根っこごとこの葉の木を取らなくては卵が死んでしまうと思いガイド さんに探してもっらたのですが違う感じです。納得がいかないので 、自分で木を探しながら歩きました。

私の前を歩いているのはお母さんです。お母さんは、怒っても絶 対待っていてくれると思ったので、ゆっくりと歩いて行きました。あっ たー。ようやくこの卵が好きな木がありました。

何だかとても疲れてすわりたい気分になりました。でも、『トラコー』 を見るまではとがんばったのですが、結局、『トラコー』は森の中で 見られませんでした。くらーい気持ちになりました。迫田さんがガイ ドさんに『トラコー』の事を聞いていました。ガイドさんが、「3時ごろ 、ロンドで見られる。」と、言っていました。森の中で見られなかった のに人がたくさんいる所で本当にみられるのかな、その言葉が最 後のチャンスだぞと思いながらロンドに戻りました。

木の下に私たちだけのお昼が用意されました。写真に出てくるよう な雰囲気でしたが、スパゲティを食べていると雨がポツポツ降って きたので、急いでフルーツサラダを食べ、ホッとするまもなく空が真 っ暗になりスコールが来ました。駆け足で教会に逃げ込みました。 教会が開いていてよかったです。ザーッと勢いよく降った雨がサー ッとやんで、湿っぽい空気が流れて来ました。

外を見ていると、雨上がりの空を羽を広げた『トラコー』がスーッとロ ンドの中央の木にまいおりて来ました。時間通りに『トラコー』が私 たちの前に現れたのでみんなびっくりして、教会から飛び出して行 きました。『トラコー』は、枝の間に身をかくすようにじっとしていまし た。雨で羽がぬれて頭がつるっとした『トラコー』は、間が抜けた感 じでしたが、少しづつ毛がかわいてくると頭の毛が立ってきてりっ ぱな冠がなるのをいつまでもいつまでもじっと見つめてしまいました 。『トラコー』が時間を守ってくれたので、カカメガフォーレストにき た私たちの目的は達成出来ました。よかった。よかった。

ホタルの光

夕ご飯を食べ終わって、真っ暗な道を歩いていると、ブランコの近 くにポッ、ポッと光るものを見つけました。ホタルだとすぐわかりまし た。これで今日3つ目のラッキー(イースターエッグ、トラコー、ホタ ル)です。豆電球位の光だったのでそばに行ってホタルを見ると意 外と小さい体でした。ゆきちゃんが、「ロンドでホタルをみたよ。」と 、言っていたのでうらやましかったけれど、ナンディヒルにもホタル がいて本当によかったです。でも、どうして昨日の夜はホタルを見る ことができなかったのだろう。

3月31日

迫田さんのゴーグル

純君は、自分のゴーグルを持ってくるのを忘れました。純君がお母 さんに、「ぼくのゴーグル入れなかったの。」「今回の旅行の準備は 、自分ですると言ってたでしょう。だから、君の物は用意しなかった よ。」「ゴーグルなしじゃ泳げないよ。緑のかして。」「やだ!。」「迫 田さんが持っているかもしれないから、聞いてみたら。」と、いう事 で、純君は迫田さんのゴーグルをかりました。

プールサイドで、純君が、「このゴーグルなんか変だ。頭がクルクル 回って、ふしぎな世界にいるみたいだ。きっと緑なら使えるよ。」と、 言ってしっかり私のゴーグルをして泳ぎ始めてしまいました。ゴーグ ルのレンズのところに5.5と書いてありました。普通のゴーグルでは なく眼鏡レンズが入っていて、かけると周りがはっきりと見えました。 私も目が悪いからこれは便利だと思い、水の中に入ると、下がとて もよく見えましたが、泳いでいるとすぐにくもってきて、目の前が何も 見えなくなってしまうので外してしまいました。自分の使いなれたゴ ーグルが一番だと思ったのですが、純君がなかなか戻してくれず、 ちょっとだけしか泳げませんでした。

図書館

迫田さんと庭で取れたひまわりの種を図書館で本を読んでいる人 たちに配りに行きました。迫田さんが、図書館で働いている女の人 たちと外で話をしている時、子供たちが図書館から出てきました。 手には、ちゃんとひまわりの種のふくろを持っていたので、黙って 持ってきちゃっていいのかなと思いました。

30個入れたひまわりの種のふくろを100個用意したのですが、あっ という間に終ってしまいました。ということは、100人の人がこの図書 館を利用していたということ。よく100人の人がここに入ったものだと 関心してしまいました。みんなの楽しみの場所の1つなんだ、きっと ここは。

本山さんの料理

ソンドゥ宿舎に来ると、本山さんが、必ずごちそうを作ってくれます 。今夜はすき焼きでした。メス行くともう夕飯の準備ができていまし た。本山さんは、昼間から今夜の準備をしていたそうです。とうふも うどんもありました。私たちとはおおちがいです。

私たちは、いつもいっぱい楽しいことをやってごはんを作るのを忘 れてしまいます。どっちがいいかわからないけれど、本山さんは、 休みの時のコック長です。パクパク、もくもく、私たちは食べるだけ です。だれか「おいしい」とか「すごいね」といえばいいのに、純君 は、「肉、肉、肉」お母さんは、「出来た、出来た」迫田さんは、「… ・・」白人のおじさんは、「アップルパイ、アップルパイ」

そして、私は、下をむいてひたすら食べていました。ちょっと、本山 さんがかわいそうだったけど、気持ちが悪くなるくらい食べたという 事は、おいしかった証拠でしょう。

4月1日

ローカルマーケット

宿舎から歩いて10分くらいの所にあるローカルマーケットに行きま した。宿舎を出ると、思いがけない所で「アルバイネ」の木を見つ けました。お母さんは、幻のこの木に出会えてとてもうれしそうでし た。アルバイネはスワヒリ語の40です。40もの病気に効くということ でつけられた名前です。お正月に来た時に、キスムのマーケットで も売っていたので、きっと薬になるのだと思います。

次の寄り道は、図書館でした。おばさんたちが、図書館で料理教 室をやっているという事でのぞきに行きました。中に入ると、おばさ んがだいだい色のものを茶こしでこしていました。純君が、「すげー ちから。にんじんをこしているよ。」私も、にんじんだと思って、やっ ぱりケニア人は力持ちだと思っていたら、それはパパイヤでした。

パパイアジャムとキャッサバの粉。お母さんが、「まさに、アフリカの ケーキだね。これで、炭で焼くんだから。」と、言っていました。ケー キが出来るまでにとても時間がかかりそうな料理教室でした。

マーケットまでの道路は、きれいにほそうをされています。イースタ ーホリデーで工事用の車も通らないから道の真中をぷらぷら歩い て行きました。村の人もみんなのんびり歩いていました。

ソンドゥの看板がある所が大きな道路との交差点です。その角で、 おばさんが石を並べて売っていました。その石には臭いがあります 。クンクン臭いをかいでいると、おばさんが、「なぜ、臭いをかぐん だ。臭いをかいだら20シルだ。」と、言ってきました。ひとかぎ20シ ル。臭いにこの石の秘密があるのだろうかと思いました。取立ての 魚も並べられていました。まだ生きていて体をひくひくさせているな まずもいました。大きなナイルパーチは、みるから高そうです。私た ちは、10シルのアボガドと20シルのパイナップルだけ買って帰りま した。

カンムリワシ登場

マーケットの帰り、プールサイドの方へ行くと、黒と白の模様を持つ 大きな羽を広げたワシがスーッと飛んできて電柱の上に止まりまし た。『カンムリワシ』です。電柱の上から下を堂々と見渡したり、見 下ろしたりしています。頭には立派な王冠もあり鳥の王様といった すごみがありました。とても体が大きいのに飛ぶときばたばたという 羽の音がしません。

羽をこがなくても、上手に風に乗ることができるようです。羽を広げ たときの『カンムリワシ』は、まるでたこの絵をみているようでした。『 カンムリワシ』が木から木へ飛び移るのではなく、電柱から電柱に 飛び移るのがとっても不思議でした。

ナイロビへ帰る

私たちは、「やってらんないよー。」と言っている迫田さんを会社に 送ってからキスム空港へ行きました。4時半の飛行機が早く出発し たので、6時ごろ家に着きました。家の中に入ると純君が「たいへ ん、たいへん、へんたい、へんたい。」と、叫びました。私たちがい ない間にハムスターの子供が5匹産まれてピーピーないていました 。

ナイロビについた事を知らせるためにソンドゥの宿舎に電話をしま したが、だれも出ないので会社の方に電話をしたら迫田さんが電 話に出ました。私は、迫田さんがコーヒーカップとコーヒーまで持っ て休みの日に仕事に行った事を知っていました。仕事大変なんだ なーと思っていたけど、やっぱり「やってらんないよー。」と独り言を 言いながら迫田さんは、仕事がんばる人に変身していたんだな。

終わり



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