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摩訶不思議ワールド in Western Kenya
(その2)
ナイトランナーについて問い合わせが日本からありました。それに若 田部さんと高井さんから情報がありました。

(本当にナイトランナーはいるのでしょうか?)

若田部さんの話

ルイアは古い風習、日本人に似ているよ。キクユは葬式はわんわん泣 くけど次ぎの日はけろり。すぐ忘れる。でも、ルイアは、日本みたいに4 9日(多分3ケ月だったとおもうけど)や一周忌みたいのをきちんとやっ ているし、言葉もルイアは日本語ににたニアンスがある。

ウィッチドクターで思い出したよ。あの時は、思いっきり頭にきて怒った けど、今は笑える。ナイロビ事務所で一連の盗難があったとき、カレブ がやめさせたオモンディの居場所を知っているの彼にあって話がした いというので、ジュリアスをあえてつけて送った。

帰るなり、ジュリアスがカレブは薄気味の悪い、車も止められないところ に入っていって、ここから先は、一人で行くと言い残し、2時間くらいい なくなった。何だか訳が解らないけれど、帰ってきたカレブは「クレージ ー」になったと報告。

一方、カレブは、「オモンディはウィッチになっており、頭にろうそくをた てて、本当の犯人を探してやる」と約束してくれた。その時のカレブは、 何かに取りつかれたように、そのウィッチの状況を話すので、運転手つ きで3時間も時間をあげてたのにいった所は祈祷師のところと解ったら 、怒り心頭になった。

カンバも祈りでのろい殺す、毒殺は平気でやるといわれているし、まだ まだ祈祷師の世界が、残っているのですね。

でも、キクユはないよ。山の中でも、薬草は取らないし、医者が一番っ て言う感じ。腰が痛くても、Clinicからもらったマラリア薬がきくしね。 医者に行くことに意義があるってことかな。

ルオーの男は割礼しないよ。だからキクユの男はルオー馬鹿にする。 勇気のない、大人に成れない男として。


高井さんの話

ナイトランナーはルオーよりもキシー族でより一般的なようです。ママ はいっつも私に”史にはキシーにすんで欲しいけど、問題がある。ナイ トランナーがたくさんいるから危ない”って色々話してくれました。

ナイトランナーとはそのまま夜に裸で走り回る人達です。ウイッチされ た人達だとか。いちどランナーになってしまうともう普通には戻れないと のことです。

走りながら家のドアをたたいて回るので、ママ達はこわくて深夜はトイレ も家の中(要するに床の上)でしてしまうそうです。一説にはナイトラン ナーを見てしまうとウイッチされてしまうそうです。人肉を食べるとかで 墓荒らしやブラックリストを作っていて殺しもするとか???

ママによればウイッチドクターはほとんどがナイトランナーだそうです。 ナイトランナーは家系(遺伝子?)で受け継がれていくみたいです。そ の家系が全員ナイトランナーになってしまうのではないそうなのですが …

いつも半信半疑で、でもママのこういう話を聞くのはおもしろくていつも 質問攻めにしてました。

ケニア西部はウイッチドクターやらこういう不思議なものが本当に信仰 されています。病気でも一般病院、診療所と同等なものとして皆ウイッ チドクターのところへ行きます。

特にウエスタン州は、割礼(ウエスタンは男のみ。キシーは場所により 女のこもやります。)も独特の儀式を続けているし(見に行きたかったで す。ちなみにブンゴマが盛んとか。)

ウエスタン州のテソ族は人食い人種といわれています。誰か
確かめてきてくれないかな??なんて。

話がだいぶずれてきてしまいましたが、こんなところでしょうか?

書いていたらとっても懐かしくなりました。ママにも会いたくなってしまい ました。